スキャナー技術で世界を変える|ニューリー株式会社

X線とは

レントゲンが放電管の研究中に偶然に発見した放射線です。
X線は電磁波で、その波長は紫外線よりも短くγ(ガンマ)線より長い光です。
性質としては、回折現象や光電効果など、光と波の特性を併せ持っています。

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蛍光X線分析とは

物質に照射するX線のエネルギーを上げながら照射すると、物質に含まれる原子に応じて特定のエネルギー(吸収端)以上で原子固有のエネルギーの蛍光X線が放出されます。
この固有のエネルギーの蛍光X線強度を計測することで、物質に含まれる元素の定量分析を行うことができます。

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蛍光X線硫黄分析装置とは

石油(油中)サンプルにX線を照射すると、様々なエネルギーの蛍光X線が放出されます。
それを検出器にて受け取り、信号をエネルギー別に弁別し、この蛍光X線をスペクトルとして計測します。

含まれる硫黄原子がX線の照射により、約2.3keVのエネルギーの蛍光X線を放出します。
このスペクトルの中から、硫黄原子によるX線量を計数することで硫黄濃度の定量分析を行うことができます。

弊社、蛍光X線硫黄分析装置RXシリーズでは、特に石油(油中)サンプルの硫黄濃度をこの原理で定量分析しています。
製品に関する詳細は下記よりご確認下さい。

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